うつ病での休職中、同僚が励ましてくれたり、会社の状況を伝えてくれるLINEやメールを送ってくれることがあります。しかし、それを見てしんどくなったり、返信することが大変だと感じる方も結構いらっしゃいます。
そんな時、「せっかく送ってくれたのに、返信できないなんて、なんて自分はダメなんだ」と落ち込む必要はありません。しんどかったら既読スルーでもいいですし、開く必要もありません。まずは病状の快復を優先させましょう。
また、職場のLINEグループでのやりとりも、覗く必要はありません。それで「なんで自分は働いていないんだろう。みんな働いてるのに」ということを考え、傷つく必要もありません。そんなネガティブな思いに囚われるようでしたら、開くのをやめましょう。
快復して、ある程度の段階になれば返信もできますし、復職してからでも遅くはありません。相手方も、病気で急病中の方が返信できないからといって、「なんて失礼なんだ」なんて思うことはありません。
「会ってお茶しよう」「ランチでもしに行こう」「お酒でも飲みに行こう」なんて誘ってくる同僚もいるようですが、それも大変だったら無理に付き合う必要はありません。
私が産業医として面談を行う中で、実際に「同僚と会ったら落ち込んでしまって…」という方もおられました。やはり、快復の段階やタイミングもあると思います。無理やり付き合うことは避けた方がいいでしょう。