「休職=人生における無駄」と思わないで欲しい3つの理由

休職中ですと、やはり「早く復帰しなきゃ」といったことや、「今、こうして休んでいる時間は人生における無駄だ」などと思って、焦ってしまいがちです。

私も産業医として面談を行っておりますと、「早く復帰させてくださいよ」「こんな無駄な時間を過ごしている場合ではないんですよ」といったことを休職者から言われることがあります。

その理由としては、「休職=人生における無駄」とお考えの方が多く、自宅で療養をすることに意味はない、とお考えであるためと思われます。しかし、決して休職は人生における無駄ではありません。その理由について、今回は書いてみたいと思います。

1) 休職期間=人生におけるチューニング期間

休職期間というのは、いわば人生におけるチューニング期間であると私は考えています。もし過重労働が原因で休職されているようであれば、「働くことの意味ってなんだっけ?」「仕事にすべてを捧げ、プライベート、家族が犠牲になっていないか?」といったことを気づくきっかけになると思われます。

また、人間関係に悩んで休職されておられるようであれば、「このままストレスを抱えて働いていたら、どうなってしまんだろう…」と気づくきっかけになる可能性もあります。休職は、こうした「気づき」のチェックポイントとなる可能性があります。

休職期間中、さまざまなことを思うことでしょうが、ぜひ働き方、自分の人生にとっての仕事といったことを見直す機会にしていただければと思います。

2)休職期間=充電中というイメージ

休職している間、「仕事をしていない。こんな自分はダメだ」と落ち込んでしまわれる方が少なからずおられます。しかし、そう考えてしまうと、落ち込みばかりであると思われます。

そこで、休職は「これから仕事を再開するための充電をしているんだ」といったイメージをお持ちいただき、「決して何もしていないわけではない」と思っていただければと思います。

現に、休職から復職された方の多くは、「しばらく休んだ後、ふっと働きたくなった」と思われる方が結構いらっしゃいます。恐らくそれが「充電完了の合図」なのだと思われます。

3) 復職後に活きる休職

休職経験がありますと、その経験をもとに、同じような経験者をしている部下へより深い・適切なアドバイスをすることができるというメリットもあります。

経験しているのとしていないのとでは、やはり大きな違いがあります。私自身、仕事に悩み、休職していたという期間があります。その経験をもとに休職者へアドバイスすることも少なからずあります。

相手の話を聞く上で、やはり経験の有無というのは非常に大きいと思います。ぜひ休職された経験があるようでしたら、復職後、その経験をぜひ活かしていただければと思われます。



休職中のアドバイス

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