「眠りたくない、夜ふかしがやめられない…」ということがうつ病の入り口だった社員

私が現在、産業医として勤務している企業は、3社目です。その会社のそれぞれに、「夜ふかしがやめられない」という社員さんがおられました。

朝起きることができずに遅刻を繰り返したり、仕事中に寝てしまったり…ということを問題視され、上司の勧めて面談をすることになったということが毎回のパターンでした。

実はこの「眠りたくない、夜ふかしがやめられない…」という訴え、私自身も臨床医時代に経験していたことですので、ピンときました。要は、「寝てしまうと朝になり、また辛い仕事が待っている」ということで寝たくないというわけです。

そのことが頭をよぎり、面談にこられた社員さんに「私も経験あります。寝なきゃいけないとは分かってるんですが、朝が来て欲しくなくて寝たくないんですよね…仕事、辛くないですか?ストレスを抱えておられるんじゃありませんか?」などと話を聞きますと、「実は…」と、話してくれることが多かったです。

「眠れない」ということとは別に、「眠りたくない…」ということで起きて延々とネトゲをやってしまうといったことはストレスの裏返しであり、うつ病の入り口なのではないか、と私としては思っています。

実際、私の場合は病院から企業へ転職して産業医になったところ、ストレスが軽減してぐっすりと眠れるようになりました。また、面談に来られた社員さんも、心療内科などに通ったり、ストレスの要因となることを取り除くことで眠れるようになっています。

もしお心あたりのある方は、一度心療内科や精神科クリニックに受診してみてはいかがでしょうか。



休職中のアドバイス

本日の人気記事