転職に関する周囲の「ネガティブな言葉」を気にしすぎてしまう人へ

産業医として、社員さんと面談をする中で、「転職しようかどうか、迷っています。先生はどう思われますか?」と質問された場合、やはりハッキリとした回答をすることはできません。

それは、立場上できないという意味でもありますし、転職が「成功か、失敗か」というのはやってみないと分からないということでもあります。

私が勤務する企業に、同じような年代、同じような経歴の方が入社してこられる方がいます。同様な部署に配属された結果、一方は「転職してよかったと思いますよ」と言っていても、もう一方は「こんな会社、転職しなければよかったですよ」と言う人もいます。

転職に望むことも人それぞれですし、上司との相性も異なります。やはり一概に「転職した方がいいですよ」とも言えませんし、逆に「転職なんてするもんじゃありません」とも言えません。

本来、転職とはそういったものであると思います。つまりは、蓋を開けてみないと分からないものであるはずなのです。ですので、たやすく「転職なんてしない方がいいよ」「そんなところ、転職したところで失敗する」などと言う人は、私としましては「本当にその人、信用するに足る人なの?」と疑ってしまいたくなるわけです。

転職の時は、ついつい人の意見を聞いてみたくなるし、不安や心配に駆られてしまうお気持ちも分かります。そこで、アドバイスを聴くことは重要だと思いますが、その一方で「この転職は私のこと。他人がとやかく言っていい問題じゃない」とも思っておいた方がよろしいとも思うのです。

実際、私も転職を3回繰り返していますが、病院で臨床医時代にアドバイスしてきた本上司の意見は、これっぽっちも当たっていないと思っています。それぐらい、人の転職の結果など予想できないということです。

ただ、転職活動を行う上で、分からないこと、疑問に思うことを相談できる相手があるとやはり心強いものです。特にうつ病などのメンタル疾患を抱えておられると、なおのことだと思います。

そんな時は、うつ症状専門の就業移行支援を行っている「シゴトライ」や、カウンセリングなど手厚いサポートのある「ネオキャリア」などの転職支援会社で相談し、アドバイスをもらいつつ転職活動を進めてみてはいかがでしょうか。



転職活動前の準備

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